お久しぶり、エトワール君崎よ。覚えているかしら?
最近はやることが多い上に、本の虫が体調を崩して休みがちだったりしてまるで師走並の忙しさだわ!
おかげで先送りになる仕事がどんどん溜まってくわね……。
指南の方もぼちぼち進めていこうと思うんだけど、今回はキャラクターデザインについて触れようと思うわ。
キャラクターデザインは何もイラストに限ったことじゃないのよ?キャラクターの性格、基礎となる外見はシナリオライターが設定するし、最後に声優が声を吹き込むこともキャラクターデザインの一種と私は考えているわ。ま、他の分野は私の範疇じゃないけれど。ここではイラストについて説明するわよ。
クリエイターのるつぼでは、様々なキャラクターのデザインを募集しているのは知っているかしら。この間まではバンドキャラクターの募集があったわね。あれはキャラクター設定がある程度決まっていたから、案外描きやすかったんじゃないかしら?
中には「決められ過ぎて逆に描きにくい」って人も居るのかも知れないけど、デザインは無限に創造できるものよ。そういう人はデザインの幅をもっと広げていくと良いわ。
キャラクターデザインに必要なのは
- キャラクターとしての判りやすさ
- キャッチーなデザイン、画風
- 映える彩色
この三つがポイントとなるわ。
<キャラクターとしての判りやすさ>
設定を汲み取って、それを判りやすく表現できることね。簡単に言えば「高校生→学制服を着ている」や「魔法使い→黒のローブをまとい杖を所持」という感じね。
デザインは少しオーバーな表現くらいでも構わないと思うわ。基礎が出来てもう少し上のレベルを目指すなら、そこに個性やオリジナリティ(独創性)を交えていけば良いけど、個性を主張するよりそれが何であるかを他者に理解される方が重要よ。
<キャッチーなデザイン、画風>
キャッチーとは「人気になりやすい」とか「覚えやすい」といった意味で、そういった画風やデザインが望ましいのは言うまでも無いわね。自分の好みかどうかではなくターゲット層に合ったものを提供していくの。
10代から20代と、30代~ではデザインや画風のニーズ(需要)が異なるわ。最近のアニメやゲームでは、キャラクターの描線が少なく彩色もシンプルなものが多いわ。また、頭身(身長と頭部の長さとの割合)は低めでデフォルメベースのものが多いわね。けれど昔のアニメやゲームのキャラクターは、描線が太く、彩色も色濃く立体的に塗られているわ。頭身は標準~高めが多く、肉感的なものが多かったわ。
前者は、年配の人に受け入れられ難く、後者は若い人に苦手とされやすいみたい。勿論それが全てではないけど、そうしたターゲットユーザを意識してデザインできれば、よりファンが多くつくものよ。
男性向けや女性向けによっても傾向が違ってくるから、アンテナは常に張って置くべきね。
<映える彩色>
パッと見で目を惹くイラストは、色彩センスや着彩技術に優れているものが多いわ。一生懸命塗りこんでも、色選びを間違えていたり配色に失敗していると、見向きもされないという残念な結果になることも少なくないわよ。
例えば原色は色味も強くて一見多くの人の目に留まりそうだけど、実はとてもセンスを要する両刃の刃なの。配色バランスが悪いと「センスが無い」というレッテルを貼られてしまいかねないから注意すること。
センスは磨けば伸びるものよ。もし今、自分にセンスが無いと思うなら、人の倍以上努力してその技術を磨けば良いの。まずは尊敬していたり着彩がすごいと思う
絵師を参考にするのも一種の手ね。でも単なる模倣はダメ。自分流になるまではチラシの裏なんかで練習するべきね。
取り敢えずこんな感じかしら。これもごくごく基本のことだけど、出来てない人が多くて困っちゃうわ。
自分の自己満足で好きなものを描いているだけじゃ、採用にはほど遠いことを忘れないでちょうだい。
